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鹿島錦

商品紹介

伝統の網代模様を中心に多種多様な紋様で繊細に織り上げ、華やかさと美しさを兼ね備えた佐賀を代表する鹿島錦。金や銀を上質な和紙に漆で柄箔して裁断したものを経糸(たていと)に、本絹糸を緯糸(よこいと)にし、丁寧に織っていきます。目が細かく非常に精緻な技術を要するため、作品になるまでは長い時間を要します。鹿島錦を用いた手提げバックや尺八袋、札入れ、茶道具などは美術品としても価値があり、時が経っても変わらぬ美しさで輝き続けます。
のごみ人形制作現場の画像

歴史と背景

色つけの作業風景
鹿島錦は、鹿島鍋島第9代藩主直彜(なおのり)公の夫人篤子様が病で床に伏していた時、見上げた天井の網代模様に心ひかれ、これで何か日用品を作れないかと側近のものに相談され、誕生したことから始まります。その後、鹿島藩では歴代藩主のご夫人方により工夫改良が加えられて、伝承されてきました。昭和43(1968)年に伝統的技術の継承と鹿島錦の発展のために「鹿島錦保存会」が結成されました。代表の樋口さんは鹿島錦の第一人者であり、発足時からの会員で、50年以上に渡って伝統と技術を伝えこられました。

作り手の想い

和紙を使っているので、織った時にふくらみが出るのが特徴です。3㎝の和紙を3〜40本に切った経糸を使うため網目が大変細かい上に、緯糸の色数を増やすと倍以上時間もかかるため、長い時間と根気が必要です。伝統の網代模様をはじめ、それぞれのイメージや色の組み合わせで模様が変わるので、少しずつできあがっていくのが喜びです。こんなに素晴らしい織物あることを皆さんに知っていただきたいですし、実際に使ったり、飾ったりしていただきたいですね。ぜひ鹿島にお越しの際は本物の鹿島錦を見て頂きたいです。
  • 樋口ヨシノさん

基本事項
  • 鹿島錦保存会
  •  代表 樋口ヨシノさん、相浦幸子さん
  • TEL 0954-62-2151(祐徳稲荷神社)
  • https://kashima-able.com/